こんにちは。音葉ネリです。
最近は皆様から届いたボイスドラマの音源を確認したり、 編集したりとあわただしく過ごしております。そして、すでに「 HOPE」の編集作業がスタートしております!
思った以上に戦闘シーンが難しいです。でも楽しい…!
今日はそんな「HOPE」の話をするのかと思いきや、 ちょっと違います。
「HOPE」 を読んでいただいた方はわかると思うのですが、 あの物語はハッピーエンドではありません。そうすると、私も創作者のはしくれですから、 別のルートを考えたくなります。 いわゆるifルートというやつです。 このifルートは二つも作品があります。
一つ目は「泉の森」という作品。
こちらはアレックスとフィルが戦闘途中に、リフきのちゃん(「 ココロビーダマ。」の世界) に飛ばされるというなんともご都合主義なお話。 ネリはクロスオーバーものが大好きです。しかも、うちのこ× うちのこなんて最高じゃないですか。
はい、そんな作品です。
このHCが曲者でして。まずR-18作品でBLでございます。
その上、特殊性癖が満載です。ハッピーなお話ではありません。 正直、エグい話です。ネリの闇の部分が噴出したような作品です。ですが、この作品。 ネリの小説の中でも最高傑作とも言える作品です。もし、「 なんでも大丈夫!」という方にはぜひ勧めたい作品でございます。 良質な闇が摂取できます。
とりあえず、簡単にストーリー説明をば。
生への希望を捨てなかったアレックス。
生への執着を手放していたフィル。
『逃走ゲーム』に参加させられた彼らは、偶然出逢い、 バディを組むことにする。
フィルは前を颯爽と歩くアレックスの背中を希望と尊敬の眼差しで 見つめていた。
僕は何もできないただの人間だけれど、どうか支えさせて欲しい─ ─そう切に願った。
そんな彼らはついに最後まで生き残ることに成功する。しかし、 そんな彼らの元に不吉な足音が迫る。
運命は非情である。
残されたのは、何の能力も持たない自分だけ。 このままでは二人とも殺されてしまう。
フィルは決死の覚悟で男に取引を持ちかけた。 アレックスだけは助けて欲しい──と。
だが、男が要求したのはフィルの命ではなく、 フィルの身体であった。いいだろう。乗ってやる。
フィルはアレックスを守るために壮絶な"ゲーム" に自ら足を踏み入れたのであった。
まぁ、要するにそういう話です。察して。
今回はフィルが主人公です。元々、 別のキャラクターが主人公だったのですが、 構想を練っているうちに「 フィルが主人公の方が話が面白くなりそう」 と思ってしまいまして。かわいそうに、 フィルはそういう立ち回りになってしまいました、とさ。
そして、この物語、挿し絵つきです。
キャラデザでもお世話になったヒサヒトさんに表紙& 挿し絵を依頼しました。 挿し絵というものをいただいたのは初めてでして、 あまりの嬉しさにストレス性の発作を起こして寝込んだこと。 昨日のように思い出せます。
嬉しさもストレスになり得るなんて、初めて知りました(笑)
というわけで、とっても思い入れが強いこの作品。
これからも末長く愛される作品であることを願っています。