音葉ネリの活動報告

音葉ネリの同人活動報告ブログ。

【振り返り】創作TALK【記録と記憶】

皆様、おはむすたー🐹
初めましての方もいらっしゃると思います。
音葉ネリ(おとはねり)と申します。

 

今回は「創作TALK」さんの企画で、今年の振り返りをしていきたいと思います。

 

 

こちらの記事でも2023年の振り返りをいたしました。

neri4886.hatenablog.com

が、今回はオプションテーマが「記録と記憶」ということで、何を書こうかなぁと考えたのですが、そうですね……

 

前回は自分が今年に作った作品について振り返っていったのですが、同じことをしてはつまらないので。今回は「記憶」について少しお話をしていこうかなぁと思います。

 

 

 

①尊敬と嫉妬と

今年の2月に文学フリマ広島にフォロワーのさくさん(@sk_kuusou_jpg
)と一緒に出店しました。

neri4886.hatenablog.com

 

さくさんはとても物騒で闇な素晴らしいお話を書かれる方で、私の仲良しなフォロワーさんです。「この人の才能を埋もれさせてはならない」と思い、半ば強引にリアルイベントに引っ張り出したのです。

 

さくさん自身は「コピー本だし、売れる気がしない」と言っていたのですが、私の方は絶対に売れるという確信を持っておりました。だって、さくさんのお話、とてもおもしろいし惹かれるものがあるんだもん。

 

そしてやはりいうか、なんというか。彼女の作品に目をつけたのが、某有名な投稿サイトのお偉いさん。なんでも、SNSでの宣伝を見てここまで来てくださったのだとか。名刺を渡され、「続きを書く気はありませんか?」「うちで連載しませんか?」と勧誘されるさくさん。

 

ほんとに、すごいなぁ。やはり私の見る目は正しかったのだ。

 

それと同時に、ものすごい嫉妬の感情が芽生えてきました。
ずっとずっとマイペースで活動していた私は嫉妬という感情を抱いたことがありませんでした。他の文字書きさんはファンタジーですし、私とは畑が違います。真似できない、そもそも違う畑の方には嫉妬という感情は抱けません。

 

しかし、さくさんは違います。
「あぁ、やっぱりさくさんはすごい人なんだ。最初からわかっていたじゃないか。私なんか勧誘すらされない」
「悔しいなぁ。私の方が活動時間は長いのに……そういう問題じゃないんだ、もっと頑張らないと」
隣に座りながら、ぐるぐると感情が渦巻く私。こんな気持ちになるのは初めてでした。

 

それが「嫉妬」という感情であると知ったのはもう少しあとになってからだったのですが、結局その嫉妬を糧に今年は本当にたくさんの作品を世に出すことができました。
どちらかというと「もっと頑張らないと!」というポジティブな方向に働いた今回の嫉妬、いい感じに自分を高めてくれました。

 

そして今日も、さくさんと私は「印刷が、創作が」とお互いを高め合いつつ、さぎょつーをしているのでした。

 


②本を書くことの楽しさ

さて、そんなこんなでいろんな感情に突き動かされて今年は本当にたくさんの作品を世に出しました。その中で一番多かったのは本の形態です。

 

やっぱり……本作りは楽しい!本当に楽しい!
こんなにたくさん作れて幸せだし、作れば作るほどもっともっと作りたい!

 

私はきっと、文字を書いて生計を立てる――いわゆるプロの方のように文字を書くことよりも、「本を作る」のが好きなのでしょう。

今年から装丁ではなく、本文用紙をこだわるようになりました。めくりやすさだったり、色味だったり。カバーをつけてみたりしちゃって。これがすごく私に合っていたのです。

 

装丁をこだわって、表紙に穴をあけたり、箔押しをしたり。
やってみたことはありますが、私の作る本の世界観には合わない。
なのでずっとモヤモヤとしていたのですが、ようやく答えが出ました。
私は物語の内容をこだわったり、本文用紙をこだわっていく方が向いている、と。

 

それと、ずっと「鈍器」を作ることに憧れていたのですが、これも私には合っていない。私には長編のすごく長い物語は書けません。これがずっとコンプレックスだった。それより、中編くらいの物語をたくさん頻繁に出す方がいい。その事実に気がついたときにすごくしっくり、すとんと心の中に落ちまして。

 

これからは、皆様が1冊の鈍器を書いている間に、私は5冊のうすい本を出すという方向でいこうと思います!

 

 

③やっぱり、うちのこはかわいい

前にもご報告したのですが、今年は「推し○○」の本の新作をたくさん書きました。
例えば「推しアクセサリー」や「推し香水」、「推し紅茶」。
私の中で推し=うちのこたち。

 

うちのこは既存の漫画やアニメのキャラクターではないので、しっかり物語の背景や彼らの性格を説明する必要があります。

 

そうやって説明しているうちに、「本当にうちのこたちはかわいいなぁ」と改めて思うのです。

 

アレックスとフィル

概念アクセサリーを作ってもらったよ! - 音葉ネリの活動報告

 

リーフときのみ

概念アクセを作っていただいた ココビ編 - 音葉ネリの活動報告

 

推し紅茶

推し紅茶が届いたよ! - 音葉ネリの活動報告

 

 

 

④リアルイベントで『初・完売』

今年の10月に文学フリマ福岡に参加して参りました。

neri4886.hatenablog.com

 

そこで、初めて、初めて!「完売です」と宣言することができました。
こんなに嬉しいことはありません。

在庫がなくなりそうだから、いったん通販を止めますね、再版します、ということは今までもあったのですが、リアルイベントで「完売です!」と立て札を立てたことは本当に初めてです。

 

完売した『はむショート』は「たぶん余るだろう」と手持ちの本を全て持ってきていたのですが、まさか全部売れるなんて。まさかまさかの事態に、小さなポストカードに『完売しました』とネームペンで書くことに。

 

みんな、はむちゃんが好きなんですねぇ。
真面目な話をすると、テーマがしっかりしている本に興味を持たれやすいのかな。
今後の参考にしてみますね。

 

 

⑤最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
校長先生の話のようにとても長くなってしまいましたが、創作について今年私が感じたこと、印象に残ったことをまとめてみました。

 

本当に今年は活動的な年でございました。
その分感じたこともたくさん……いろいろありましたが、概ね楽しい一年でした。

 

それでは皆様、メリークリスマス!
そしてよいお年を!